BOSS CE-5 Chorus Emsenble (Analog vs Digital &CH-1 比較記)


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 さて、連日続く「揺れ系」、本日はBOSS CE-5、コーラスアンサンブルをご紹介します。
 これは、BOSSとしては当時としては珍しく、過去機種の名前をそのまま冠したモノです。
 それだけ意欲作、ということなのでしょうか?
 この機種は91年11月に「アナログ」バージョンが発売され、現在まで生産が続いています。4半世紀に渡る長期生産品なので、勿論「大胆な」仕様変更がされています。
 「アナログ」から「デジタル」へ、CH-1(Super Chorus)に続き(今となってはどちらが先か忘れてしまいました。すみません)生産を継続しながらデジタル化されてます。ですので現行品はデジタルです。
 尚、CH-1より2年遅れて、CE-3(Chorus)の生産終了後、満をを期して?発売されました。

 この時期、BOSSはギター用コーラスに限っても、アナログディメンションのDC-2(Dimension)やデジタルディメンションのDC-3(Digital Dimension=現行名Digital Space D)やらが発売されてます。在庫を抱えた楽器店では前機種のCE-3まであったことでしょう。かなりカオスな状況であったのではないかと邪推します。この時期の店員さん、製品説明やら在庫処分やらで大変だっただろうとお察しします。

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 拙宅には2個います。
 両方ともヤフオクで入手しました。
 入手経緯として「違いの判るオトコ」になりたかったので?アナログ&デジタル、双方安価なものを狙い、入手しました。

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 ピンクの方がアナログ、黒いほうがデジタルになります。

 それで今回も長くなりますので、一応レジュメを。
①内部(回路)の違い
②アナログ vs デジタルの出音の違い
③現在も一緒にラインアップされている、CH-1(Super Chorus)との違い
とおおZappaに分けて紹介していきます。


①内部(回路)の違い

 まずはピンクのアナログの方から見ていきます。

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 ロット№は、GJ30610、です。

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 基盤裏側です。

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 右下にBBDが搭載されてます。

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 MN3007とMN3101が搭載されてます。これはCH-1(Super Chorus)と同じモノです。

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 三菱製M5223L(CH-1にも搭載)

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 この三菱製M5218AL(多分CH-1にも搭載)、CE-5には3個搭載されてます。
 主だった回路は以上です。


 それではデジタルの方を見ていきます。

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 ロット№は、PU36637、です。

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 余談ですが、これ、サムスクリューの内側が錆びていてスクリューが廻りません。
 さすがヤフ。いい加減な出品者がここにもいました。
 電池でつかうことは無いと思いますが、これ、

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 本来錆びることのない裏蓋まで錆びています。回路には影響ないみたいですが。
 あまり気分の良いものでは無いですね。

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 基盤の裏側です。

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 CH-1のデジタル版と同じみたいです(勿論全く同じではありません)。

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 このIC、CH-1と同じモノが搭載されてます。他のICも同じモノが使われてます。

 つまり、CE-5はアナログでもデジタルでも、心臓部はCH-1と同じ部品が使われているみたいです。


②アナログ vs デジタルの出音の違い

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 まず、このCE-5の特徴、右端のFILTERつまみなんですが、ざっというと高音と低音のChorus効果の掛かり具合を調整するものです。
HIGH:プレーン弦
LOW:巻弦
おおZappa(くどEw)にいうと、この辺りに作用します。

 続いて出音ですが、確かにCE-1のような、「揺れる」コーラス効果が復活しています。低音もFILTERつまみをMAXにすると揺れます。CE-3の音を引き継いでいる感じです。ただ、音痩せは解消されており、さらに高音の抜けはこちらに軍配が上がります。
 さらにデジタルになると、すこし掛かりが弱く、コードを弾いた時の音が平べったくなった感じがします。その分音はクリアーになっています。音の分離はこちらの方がいいですが、何となくですが「分離しているものを無理矢理団子状態の音にした」感じがします。アナログと逆のことをやっているような。
 それで総合的な出音なんですが、まずE.LEVELつまみ12時では効果が弱く感じます。
 これはこれで今の時代の音なのか、と。

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 E.LEVEL、FILTERつまみを共にMAXにすると、CE-1(初代機種)の「どんより」感に近づきますが、音抜け、音痩せ、等全てが改善され、クリアーになっています。
 あくまで「近づく」であり、同じ音は期待されない方が宜しいかと思います。

 このFILTERつまみの使い方次第(特にLOWつまみ)で、かなりカラーの変わったコーラス効果が期待出来ます。


③現在も一緒にラインアップされている、CH-1(Super Chorus)との違い

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 ギターはギー子(Squier Bullet 2006)、ストラトです。
 一応アナログとデジタルで弾き比べてみました。
 アナログ・デジタルに共通して感じたことですが、

○CH-1
MIDレンジが出る。FAT感がある(変えられない)。
・どんより感が無く、低音が揺れない
ハイ(高音域)は此方の方が出ています。これはMIDレンジを前に出すために、篭らなくする為かと。

●CE-5
・踏んだら「効果」がすぐに判ります
・CH-1ほどMIDレンジが出ませんが、高音が抑えられてる?為か「どんより」感があります
・上で書きましたが、FILTERつまみ、特にLOWの使い方次第で、「音」が変わります。LOWをMAXにすると低音が揺れるどんより感、MINにすると低音は殆ど揺れなくなります


☆共通点
・ステレオアウト端子がある。
LEVEL(原音とのMIX)つまみ12時では、双方とも掛かりが弱く感じます
アナログとデジタルの差は、気にしなければあまり問題ないかと


◎結論として、極論ですが、
・CH-1:CE-2の後継機種(FAT感を引き継いでいる。シングルコイル向け?)
・CE-5:CE-1・3の後継機種(ハムハムP.U.向け?)
 と位置付けてみました。
 が、実際「どちらでも」、「拘れば別物」、という感じです
 私はCE-5のデジタルモノが「保管箱が無い」という理由だけで、ボードに入れてます(汗)。

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 このつまみ位置で使っています。
 長々書きましたが、貴兄のご参考になれば幸いです。
 今回も最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。

 ではでは。

 まっだまっだつづっくよ~。

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