BOSS GE-6 Graphic Equalizer(GE-7と比べてみた)

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 さて、更に地味な?縁の下の力持ちの紹介です。
 これは現行品の前の商品です。
 1978年1月製造開始、1981年6月製造終了、3年6ヶ月の短い期間の製造でした。
 拙宅のモノは、

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 ロット№ 10000
 フタの裏面のスイッチにあたる部分はへこんでます。

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 裏面は第4期のモノみたいですね。

 紹介の前に、おさらいしておきます。
 EH-2の項目でも触れた、倍音、に関することです。

 ギターをチューニングする場合、基本的に440Hzの音を基準にすると思います。
 この440Hz、実際は1弦5フレットのAの音に相当します。
 音はその周波数が2倍になれば1オクターブ上に、1/2になれば1オクターブ下の音になります。
 つまり、1オクターブ下の3弦2フレットの音は220Hz、5弦の開放弦は110Hzになります。

 しかしギターの音の場合は、「実際に聞こえるのは、その倍の周波数になる」という特性があります。所謂「倍音」ですね。

 ですので実際の弦の周波数よりも、その倍数の周波数をコントロールした方が出音が変わる、変わって聴こえるんですね。

 それでは各開放弦のレギュラーチューニングの周波数は下記の通りです
1弦:約330Hz (660Hz)
2弦:約246Hz (492Hz)
3弦:約196Hz (392Hz)
4弦:約146Hz (292Hz)
5弦:約110Hz (220Hz)
6弦:約83Hz (166Hz)

 ( )開放弦の倍の周波数が聴こえる、とのことから、実際に聴こえる周波数です。
 この帯域を選んで±すれば、ダイレクトに音が変化します。

 又これらのことから、ギターは100Hz以下の音が殆ど出ないことから(ダウンチューニングや7弦ギターは別です)、スピーカーやアンプ回路は100Hz以下の音は出ないように、出せないように作られてます。必要がありませんからね。

 もしお持ちなら、ベースギターをギターアンプで鳴らすと、軽い音になることがお判りになられるかと思います。ベースをギターアンプで大音量で鳴らし続けるとスピーカーを痛めるのはこの為なんです。

 ただ、ギターは開放弦だけを弾く楽器ではありません。
 その為、Graphic Equalizerはこの開放弦のままの周波数を弄る様には作られていません。
 各社色々工夫されているみたいですが、BOSS製の、このGE-6の可変可能な周波数帯域は下記の通りです。

100Hz
200Hz
400Hz
800Hz
1.6Khz
3.2Khz
の6バンドです。

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 この時点でお気付きかと思いますが、GE-7(現行品)にある6.4Khzのスライダーがありません
 可変出来るdB(デジベル:可変音量差)も同じことから、現行品に分があるかな、と。
 ただこの6つの可変周波数はGE-6でもGE-7でも、6.4kHzを除いて変わっていないことから、この並びはかなりプレイヤビリティに基づいて作られているのではないか、実際使い勝手はかなり良いのでは、と邪推します。

 メーカーインフォも兼ねて、各バンド帯域の説明をします。
100Hz:かなりの低域に当たります。ブーストして重低音にしたりカットして音をすっきりさせる位置です。
200Hz:アンプの「BASS」に当たる周波数です。
400Hz:ギターの3弦の周波数に相当しますが、「ロー・ミッド」でコントロール出来る帯域です。ブーストするとモコり、カットするとドンシャリになります。
800Hz:ここが実際のミッド・レンジになります。ブーストするとワウを半開きにしたような感じになるので、歪み系エフェクターの前に繋ぐと効果大です。
1.6Khz:ハイ・ミッドに相当します。1弦12フレット以上の音のさらに倍音が含まれる帯域です。アタック音をコントロールするのに最適です。
3.2Khz:アンプの「TREBLE」に相当します。ブーストすればかなり突き抜けた、カットすれば嫌味の無い音になります。

 で、今回も出音を現行品と比べてみました。
今回のジャッジメントですの!は、

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Fender Japan Telecaster '72 Customさんと

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いつものMarshall MG-15さん、キミに決めた!

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 このように、二つ並べて各帯域ごとにブースト&カットして、出音がどうなるか比べてみました。アンプモードはクリーンです。

 それで最初からクライマックス!結論なんですが、
 GE-6の方が、その帯域前後の周波数を巻き込んで?可変させるようです。
 簡単に言えば、GE-7はシャープに掛かる、と。GE-6はブーストさせる場合、GE-7よりも周辺帯域を一緒に動かしてしまうので、ブーストの場合はかなり音が太く?感じます。
 勿論カットの場合も同じですので、バサっと切られます。
 私感の微妙な「差」ですので、あくまでもご参考まで。

 まあ、GE-7は倍音成分の調節の可能な6.4kHzを弄れることと、トータルのVol,スライダーがありますので、通常使用はGE-7で十分でないか、と。
 このGE-7に関しては、複数台あるので(汗)後日改めて書きます。
 トータルボリュームスライダーが無く、とても不便なのでこれも収蔵品のままです。

BOSS_GE-6_PR.jpg
 当時のBOSSエフェクター辞典Vol.1によると、「ベルトにつけて」なんて書いてありますが、実際そんなことしたらガリる上に不便この上ないと思うのですがw。

 今回も長文最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。

 ではでは。

 まっだまっだつづっくよ~。

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