私説:Keith Richards Open G考 前編:事実確認

TOP-keiths-micawber.jpg
 ご注意!:今回はタイトル通りとてもニッチで、かなりマニアな内容です。

 入院中、松本清張を読みまくったせいか?仰々しいタイトルになってしまいましたが、要はkeithの音作りを考えてみよう!出来るだけ安易に同じ音(近い音)を出してみよう!というだけです。
 手元にある機材や映像などを使い、何とかやってみます。

 Keithと言えば、Open G。5弦ギターが有名ですね。
 今回はこの、最近のKeithのOpen Gの音について考えてみます。

 特にキャリアの長い(50年!)方なので、時代によってアンプやら色々変化しています。
 これは専門的に調べてらっしゃるサイトさんが沢山ありますので、ご興味ありましたら「Keith Richards 音作り」でググってみてください。
 そのKeith、まずライブでの使用アンプ歴ですが、超簡単に纏めると

Keith_Vox_SympathyForTheDevil_02.jpgKeith_Fender&Vox.jpg
60年代:VOX&Fender

Keith_ampeg_1457.jpg
70年代:Ampeg

keith_1977_el_Mocambo.jpg
過渡期?1977年。Ampeg&Mesa Boogie

Keith_1981_mesa.jpg
80年代:Mesa Boogie

Sorry No Picture
90年代:Messa Boogie(+α?)

Keith_Bassman_7TS9.jpg
00年代~:Fender Bass Man

 と時代に応じて?変化しています。
 それで肝心のギターですが、本当に「ざっと」行きます。
 年代はツアーの年です。

1969~71:LUCITE(ルーサイト)
1972~73:Micawber(ミカウバー)&Fender Stratocaster
1975~76:Micawber&Macabre(マカブラ)
1977~78:Micawber&Macabre
1981~82:Micawber、Sunny(サニー)&Malcolm(マルコム)
1989~90:Micawber、Malcolm、Sunny&Fender Telecaster(Front:Ham)
2003~ :Micawber、Malcolm、Sunny&Fender Telecaster Custom'72
途中抜けているのは、近いうちに埋めます(汗)

まず、このギターでOpen Gスタイルが登場します。
keith-lucite-banner.jpg
 70年代初頭、ギターの盗難事故に遭うまでは、Ampeg社のルーサイト(アクリルボディーの、所謂透明ギター)を、いちいちチューニング変えて?若しくは2本所持説があるので、5弦用があった?どうなんでしょう?。尚このPU、ロックトレブルなんでしょうか?お持ちの方是非とも教えて下さい。私は今年の正月早々、逃してしまいました(涙)

 それで72年のアメリカンツアーから、
KRphilly1.jpg
 エリック・クラプトンから27歳の誕生祝にと贈られた、5弦専用のFender 50'sのMicawber(ライトバタースコッチ仕上げらしい)が登場。
 自身でフロントPUを、GIBSON社のP.A.F.に交換、マイナスネジ部をブリッジ側に180度反転させているのと、PUセレクターが白いストラト用になっているのは有名ですね。
 76年ツアーまでは、ブリッジ3コマで、その後6個コマのものに(5弦だから実質5個ですが)、又ペグはロックタイプに全てのテレキャスターが改造されます。チューニングで難儀している姿が映像に沢山残っていますからね。(このツアーは、ストラト(ブラウンサンバースト)も5弦にして使っています)。

 次に、75年ツアーから、
keith_zemaitis-Macabre.jpg
 本当の!5弦ギター、Macabre:(ゼマティス製)が登場。これはリアハムのみのサーキットです。
 78年までははMICAWBER中心に、Macabreで。

 で、そのMacabre、79年に自宅(留守中)が放火され、それに伴い残念ながら焼失。
Keith_Sunny.jpg
81年ツアーからSUNNY、

keith richards malcolm.jpg
MARCOM(PUセレクターが黒いです。BODY:ライトウェイトアッシュの可能性大)が登場します。

keith_01.jpg
 90年来日時の、「新種の」Fender Teleです。ビデオキャプの為画像粗くてすみません。
 フロントPUがカバードではないタイプのハムです。
 尚、この画像、後編でも使います。

keith-black-tele'72.jpg
 2003年には'72Customまで5弦に改造され、81年ツアー以降はOpen Gの曲は全て「フロントハム」搭載のTelecasterで演奏されてます。しかもPUセレクターはブリッジ側のみに倒れていて。。。。。

 それでは、、Micawberの音を時系列に並べてみます。
 宜しければ聴いてみて下さい。

72年アメリカンツアー(Movie:Ladies & Gentlmen:Official)
https://www.youtube.com/watch?v=1175axY2Vvw

 これ、Mick Tailorの指と音が合っているので、Vo.だけオーバーダビングしたのかと。KeithのMicawberのコントロール部のアップは残念ながら確認出来ません。

76年欧州ツアー(Live at Paris:Unofficial)
https://www.youtube.com/watch?v=EJbYijKD_hM

 Bill紹介の前にイントロ弾こうとするなんて、ほんと人が悪い・・・・・

81年アメリカンツアー(Live At Hampton:Officialなんですが、パイレートです)
https://www.youtube.com/watch?v=XFtJXbl-RgQ

2013年Hyde Park(Official:なんですがアス比が?)
https://www.youtube.com/watch?v=nvKL1Rj6w_o

Fender Bassmanのブライトモード、ここまでくっきりするんですかね?
上3つとかなり音が違いますね。因みにギターは同じ「Micawber」です。

 全て見て下さった方、本当にお疲れ様でした。ペコリ。
 この4つを聴かれて、不思議に思いませんか。
 ギター弾かれる方にお伺いしますが、Telecasterのリアってこんな音でしたっけ?いくらAmpeg(81年以降は上述)のアンプ使っているからって、ここまで違う音になりますかね?
 Tone絞ってるんですかね?
 それにしてはTele独特のトレブリーさがあまり感じないのは私だけでしょうか?(Bootleg聴き過ぎたせいで耳が腐ってしまったんでしょうかw)

 以前、何かの本で、キースのギターメンテを数十年されてらっしゃる(名前を失念してしまいました)超ベテランの方が、
 「Keithは勝手に改造しちゃうんだ。だから俺も良く判らないんだw」なるコメントを見て、当時は「さすがKeith!w」なんて訳判らない納得をしていたのですが、このコメント、ギターテクニシャンとしてはおかしくないですか?
 万が一があった時、治せないじゃないですか!いちいちKeithに分解してもらうんですか?

 ここに一つヒントがあるのか、と。この方、何か隠してますね(ニヤリ)。

 取り敢えず、前編はここまでです。現状確認とのことで。

 後半は、拙宅のFender Japanやその他の機材で「できるかな」をしてみます。

 ではでは。

 まっだまっだつづっくよ~

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック