入院記④感謝の気持ちを込めて:後編

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 これ、④のタイトルに絡めたんですが(汗)、わかる方はコメ欄に是非とも足跡残されて下さいw
 ディープなオタク話ですみません。一応本文と関連ある写真です。
 さて、やらかした後はうってかわって順調でした。
 しかし、新たなる敵との戦いが待っていました。
 私の本当の戦いはこれからだったのです(打ち切りアニメの定型文ですかw)。

 そうです。創世記からの人類共通の敵、「空腹」との戦いが待っていたのですw


④空腹との戦い

 前に書きましたが、睡眠薬を服用しているので、空腹でも睡眠が取れないことはなかったことは大いに救われたのですが、日中点滴だけではおなかがすくのは明白です。一応ぬるま湯やお茶などで口の中をゆすぐことは許可されてましたが、飲み込むのは少量にしておけ、と。
 しかも大部屋。自分は何もせず、他人が食事をしているのをただ指をくわえてみていることがどんなにつらいことか!(力説!)食事のニオイが鼻腔を擽りまくるんですよw
 それでも、吐血したことを考えるとなんとか我慢は出来たのですが、兎に角甘いものが欲しくてしょうがなくなり、遂に、主治医の先生に絶食3日目に直訴したところ、「カルピスのような刺激の少ない乳製品を少しなら」という、天からの惠のようなお言葉をいただきました。
 そうだ、冷たくしないでぬるくして飲んだほうがいいかな?、なんて妙に元気になって

 それで早速小銭を握り締め、売店に行こうとしたところ、詰め所前で担当の看護師さんが「点滴大丈夫ですか?」と。又「どちらかいかれるんですか?」と聞かれたので「売店でジュース買ってきます」と、又面倒になる言い方をしてしまいました。
 勿論看護師さんは「ダメです!絶食中です!」と譲ってくれません。
取り敢えず伝家の宝刀、「先生から云々許可頂きました」と。看護師さんも納得してくれて(本当ですか?と疑われてましたが)、喜んで売店へ。

 カルピスってこんなに美味しいものだったんですね(はぁと)。

  因みにこの絶食後、退院時みは入院時より体重が6kg減っていました。どれだけ分母が高いんでしょう(汗)。


⑤サプライズ

 兎角暇になり、日付の概念がなくなってくる入院生活。
 とある日の朝、お茶を貰いにデイルームに行ったとき、朝からTVで天皇、皇后両陛下のパラオ訪問時のお姿を拝見。今更。「え、まさか?」不敬敬なことを愚考してしまい、TVをじっと観ていたら、その日は天皇誕生日だったと。
 昭和大帝崩御の時のTVの印象が身体に染み付いていたんですかね。

 前に書きましたが、昼間の病棟って結構煩いんです。ですので昼寝は諦めました。
 兎に角、日中はうつぶせになったり横になったりしてを読む日が続きました。都度見舞いに来てくれる女房が本を入れ替えてくれる、所謂出張貸本屋でした(いろいろありがとうです)。
 i podに満載されてる深夜アニメ一気観とかw賀東先生モノ(フルメタ&甘ブリ)が多いかったですね。
 そういうだらしない格好している時とか、ニヤ付いている時に限って、回診に来られる先生方にみられちゃうんですよね(汗)。恥ずかしいっていったらありゃしない。

 そんなこんなで日の感覚が薄れていても、クリスマスは話題になってました。一時帰宅を申請される患者さんが出てきますので。
 病棟でも先生方始めスタッフ皆さんが会を開いて盛り上げて下さいました。
 自分は信徒ではないですし、12月24日は物欲の日って気持ちが強かったので、今年は入院費でパーか、とそんなことしか思えない不謹慎?な奴でした。
 ただ、12月25日朝、目が覚めたら、

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 サンタさんからのプレゼントが置いてありました。早く退院できますようにとのメッセージカードと共に。
 なんだかこんなに心が暖かくなったのは数年ぶりでした。
 看護師さんに御礼をいっても、「あらあら」とつれないお返事。看護学生さんが作ってくれたんですかね。それとも、長期入院で普通の学校に通えない院内学級に通われている子供さんが。いやはや、下種な勘ぐりは止めましょう。素直にサンタクロースを信じましょう。
 この箱、今は拙宅で自分が毎日呑む薬を入れる箱として重宝させてもらっています。サンタさん、ありがとうございます。


⑥共同生活

 病院、病棟って基本共同生活なんですよね。
 協調性、が要求されます。
 一般的な社会人の方は、殆どの方がお持ちのスキルです。
 こんなことを書くのは、自分の隣の病室が「個室」で、その入室されてる方から「壁ドン」をやられたんです。
 確かに個室に入られる、裕福(通常入院費+2万円/日)でご上品な所謂上級国民の方からすれば、病棟の煩さは我慢出来ないかもしれませんが、関係ない他人にあたるのはどうかと。私は大声&長話が出来ないので、とんだとばっちりでした。どんな奴なんだろうか、と、ご挨拶してやりたかったのですが、どうやら数日の入院で退院されたようで。看護師さんが、「個室の前の廊下(角部屋でした)で携帯電話をされている方が煩い、&こうこうこうなんで、すみませんが話し声を下げて頂けませんか?」と恐縮しながら来られたので、「気難しい方なんですか?」と探りを入れたところ、「ええ、かなり。」と。
 まあ、こういう方が、個室満員で自分達の大部屋なんかに来られたら、それでこそ大変なことになったと思います。
 個室、っていっても、完全防音な訳ではありません。他人の生活音は避けられません。常識ない方がこの方だけで良かったです。
 確かに入院自体、不安を伴うものですが、だからといってやみくもに他人にあたり続けるなんて、人間としてどうかと思います。こういう人は、基本的な人間関係を覚えなおすことを提案させていただきます。


⑦退院

 看護師さんが、予想支払額と一緒に、予定日の2日前位に教えてくれます。私より先に退院された目の前の団塊世代の方が、「必要なときは来ないでこういう時だけしっかり来やがる。」って看護師さんに毒づかれてました、すごく可哀想な人に見えました。
67歳の方だそうで。
 こういうオトナにはなりたくないですね。私ももうジジイの域に入ってきてますけどw
 で、退院はあっけないものです。朝の診察で先生に挨拶、次回の外来の予約貰って、同じ部屋の方に挨拶(今度は違うところで遭いましょうね、なんて刑務所みたいな挨拶でしたw勿論刑務所拘置所の類はまだ知りませんが)、清掃スタッフの方に挨拶、詰所で看護師さんに挨拶して、会計行って久々の自宅、です。
 自分が居た「ニオイ」は、次の患者さんの為にすぐに消されてしまいました。


⑧最後に

 1週間程前、やっと術部位の瘡蓋(かさぶた)が取れたみたいです。結果治療に1ヶ月以上かかりました。それまでは話す度に喉で取れかけた瘡蓋が暴れるので、痒くて咳き込んでしまい、長話が出来ませんでした。
咳き込んで万が一自宅で吐血なんかしたら、先日の経験から、まず間違いなく病院に着く時には出血多量で、M4持って(日本人なら三八でしょうか)地獄の三途の川を匍匐前進して敵前上陸している(ミリオタすぎ)のがわかってましたので、食事も女房に柔らかいものばかりを作ってもらい、良く噛み、大人しくしていました。
 ブログに長文を投稿しているのも、常日頃話せなかった憂さ晴らしだったのかもしれませんw

入院してみて思ったことは、知っていたつもりでしたが、やはり医療関係者の方は大変だ!スペシャリストなんだ!と。
 気の利いた言葉が見つからない奴ですみません。定型文で大変恐縮ですが、

皆さん、どうも有り難うございました。

 あと、何度も見舞いに来てくれた女房・家族にも。
 勿論、この拙文を最後まで読んで下さった貴方にも。

 ではでは。

 まっだまっだつづっくよ~

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