GRECO SA-64-60 修理記

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 さて、舌の根も乾かぬ?うちに、同じギターの話です。
 何気にロゴ、印刷ではなく貝だったんですね。

 ネック修理の為色々調べていたら、ネックの反り治しに、アイロン方法(適度な湿度&熱をかける)というのがあるというのをネットで見かけ、そういえば、昔ROSE指板にオイルべったり塗ったら一時的に治ったよな?

 と、早速合わせ技を実行してみました。
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 その前に、以前瞬接で付けたナットを取りました。
 外してみて「!」だったのが、瞬接の固まっている部分は古いボンドの上に、山(といってもほんのわずかですが)のように膨らんでおり、殆ど木に染みてなく、ナット自体を持ち上げてしまっていたことがはっきり判りました。
 これが弦高を上げ、ネックを反らせた原因かと。
 楽器って繊細なんですね。今更ですが。

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 まず、オイル塗る前に、ナット及び木をやすり&サンドペーパー掛けです。

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 これ、サイズぴったりです。何気にダイソー製です。
 結構古い接着剤のカスが落ちました。
 ギター、特に木の部分に大量の瞬接は禁物ですね。高い授業料でした。
 又ナットの、削り過ぎた弦が通る部位には瞬接をかぶせ、溝を若干埋めました。

 続いて指板へのオイル塗りです。
 まず、レモンオイルで表面の汚れ(といっても弾いていないので汚れてない)落としをした後、

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 フェルナンデスのROSE指板専用オイル、424を塗っては乾くのを待ち、ふき取ることを繰り返すこと3度、べったりと染み込むくらい塗りました。(エボニーにも使えるスグレモノです。ただし臭いが気になる人が多いようです。所謂材木屋(昭和臭)のニオイです。)

 それで2㍑ペットボトル5本準備。
 これはヘッドに2本、ボディーに2本(共に水満タン)、ネックの下に1本(これは空で)置くためです。

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 それで、ガスファンヒーターの前に、オイル塗ってこのように。トラスロッド入れて木にちゃんとした形を覚えてもらおう、と。

 ただ熱した為か、指板用オイル、ニス独特の臭いがさらにキツくなり、家族からブーイングの嵐!
 しかも寒い中、唯一の暖房機器の傍からこの臭いが発せられるものですから、全員非難、リビングには私一人という状況(これ、意外と使えるかもしれませんw)

 で 時間経過。
 ネックは熱くて触れないくらい熱しました。
 で、ネックに形がついたのを見計らい、トラスロッドを緩めて再度ファンヒーターの前に
 それを繰り返すこと3日。

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 どうですかね?弦テンションゼロでは、ネックはまっすぐになったようです。
 で、ナットを瞬接2滴で取り付け、弦を張ってみました。
 なんと、ロッド廻しましたが、以前のように廻しきることなくいけるじゃないですか!
 ちょっと感動してます。。。。

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 もうトラスロッドをいじることはないだろう?から、カバーを付けて。
 ちょうどいい機会なので、変に曲がっている3弦ペグを、プライヤーとペンチ でなんとか矯正。少しは曲がっていたのが戻ったか、と。
 本当はペグ自体分解して、つまみのパーツを取り出して矯正したかったんですが、これ、鋼鉄使ってるんですかね?固くて分解出来ませんでした。

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12-22フレットあたり

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5フレットあたり。

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 指板です。かなり色が黒っぽくなりました。

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 それで 数日経って、まだネックは正常です。
 まだ弦張ったままにするのは怖いです。弾き終わる度に1音位下げてます。
 ちゃんとサーキットも生きていて、しっかりと鳴ってくれます。
 意外と丸い音だったんですね。GIBSONのメイプルネックに比べて。で、GIBSONの方がアンプへの出音は大きいです。
 ただ弦のテンションはGIBSONより強く、そのためかこっちの方が生鳴りの音は大きいです。
 GIBSONのマホガニーネックの335持っていないんで、比べられないのが残念です。

 ココまで来ると、ハードウェアの錆び、なんとかしたくなっちゃいました。
 さて、オクでも漁ってみましょうか?

 かなり強引なやり方でしたが、何とか元に戻ってくれたようです。
 めでたしめでたし。
 夏には出来ない荒療治でした

 
 ではでは。

 まっだまっだつづっくよ~

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