バンドあるある⑦コピーバンド編:本番!


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 さあ、遂にデビューです。
 今まで長かったですね(長文ばかりですみません)。
 バンドも、「備えあれば憂いなし」、です。

◎ステージの録音・録画
 言い忘れてました。すみません。
 会場に、録音、可能ならば録画をお願いしておきましょう。
 有料でも、絶対にお願いしましょう
 次回もライブをやる場合、こんなに良い反省材料はありません。
 自分達が腕を上げるのに、最高の教材ですから。
 又、可能ならば、来てくれるお客さん誰か一人か二人に、会場で録音して貰いましょう
 全員が録音すると会場がお通夜状態になってしまいます(誰も自分の声を録音したくありません)ので、誰かに頼み、又その人はチケット代を免除するなどの配慮が必要です。
 会場側がする録音は、ミキサー卓直結の音です。各々の楽器の音は綺麗に分離して撮れていますが、会場のざわめき等は殆ど録音されません
 お客さんが録音してくれたものは、会場でお客さんが実際に聞いた音です。
 意外とMCの反応が良かったり、頼んでおいたエコーがかかってなかったり、特定の楽器が聞こえにくかったり、音が団子状態(分離が悪く、聞くに堪えない)だったり、これはステージ上からではわかりません。この「会場での録音」は、その会場の「クセ」、音響担当者の「クセ」がはっきりわかる最高のツールです。
 次回以降、その会場を使うことがあれば、これ以上ない資料になります。
 i Phoneのアプリ、ボイスメモなどで十分です。


④本番

 さぁ、ここまでくれば、もう言うことはありません。
 思いっきり楽しんで下さい。あなたが楽しんでいることは、お客さんにも伝わります。お客さんに楽しんでもらう事はとても大事なことですが、まず自分が楽しんで下さいね

 それで、肩の力を抜くことにつとめてください。
 誰でもステージは必要以上に力んでしまいます。
 冷静になると、周りの人の音が聞こえてきます。
 これ、初ライブだとなかなか冷静にはなれないんですよ。

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 因みに、惜しくも亡くなってしまいましたが、忌野清志郎さんは、本番直前にポカリスウェット350ml缶を3本飲んでステージに挑んだそうです。動き回ること、緊張と照明の暑さで発汗が凄まじく、喉が渇いてしまうから、だそうです。何かのご参考にまで。
 ステージに水とか置いておくと良いです。兎に角、ステージ上では喉が渇きます

 小さいミスなんか気にしない!気にしすぎると態度に出て、動けなくなります。直立不動、お地蔵さんの様な演奏を期待しているお客さんは殆どいません
 もしメンバーの誰かが曲の構成を間違え、気付いていないようでしたらその人に合わせて演りましょう。曲を止めてはダメです。「臨機応変」コピーバンドと雖も、それがライブです。

 又昔話ですが、ライブ前に何やらモメているバンドがありました。「だってお客さんに楽しんでもらわないと」という言葉が聞こえました。当たり前の事なんですが、アタマ殴られた様な衝撃を受けました。いまでもこの言葉は私の中に生きています。因みに何故モメていたかというと、そのギタリストが本番でいきなりバイオリンの弓を使うと言い出したからですw。弓を片手に持って。どこで手に入れたんでしょうw?又どうやって使うつもりだったんでしょう?(結局弓は使われませんでしたが、彼にはコアなファンが付きw、彼は最後までファンを楽しませました。凄いプロ根性でした)。


⑤あれ?

 ライブ独特の非日常的な雰囲気の中、曲は進んでいきます。
 曲は何度も練習されたでしょうから、ミスがあっても修正できると思います。
 それで、アタマが真っ白になってしまうのが、曲間の無音部分、所謂MCです。
 歌うこと、演奏で精一杯。衆人環視の中、何話せばよいか忘れてしまうことが多々

こういう場合、

 ルールはありません。基本的にMCはボーカル担当者が話す場合が多いですが、The Whoのようにギター中心にメンバー全員がやるバンドもあります(この写真、何かがおかしいですw)。

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 曲順表に「MCはボーカル」と書いていても、ボーカルが緊張でこちこちに固まってしまっていたら、他のメンバーが助けてあげることも必要です。
 ここでしてはならないことは、
・ネガティブな話題(聞いていて鬱になるような話)
・言い訳(俺たち初心者だからしょうがないだろ、とか)
・客の悪口(パンクバンドはコレにあらず。サンハウスなんかは「煩い」「黙れ」の連続ですw)
・下向いてボソボソしゃべる。何言ってるかわからない。
 話がうまいと、お客さんはノッてきてくれますので、話術の上手い奴が空気読みながら助けてあげるのが良いでしょう。漫才みたいに掛け合うのが理想です。緊張がほぐれます。
 話の内容は、出来れば笑いが取れるのがいいですね。兎に角明るく、です。
 尚、このMCの間に弦楽器隊はチューニング、鍵盤は次の曲の音作りをしますので、短過ぎず、長過ぎず、が理想です。
 実際、プロのバンドを参考にされるのがよろしいかと思います。
 ただ市販のライブCD、DVDはMC部分がカットされていることが多いですので、
一度はプロのライブにいって、参考にされるのがベストだと思います。

⑥演奏終了

 最後の歌の前には、必ず「この歌が最後(言い方は自由です。RCサクセションのように『もう最後の曲になっちゃいました~』と気取るのもアリです)」と一言言いましょう
 これがあると、次のバンドがスタンバイし易くなります。
 最後の曲が終わったら、必ずお客さんに「サンキュー!」「どうもありがとう!」などの御礼の言葉は絶対に忘れずに!(パンクバンドはコレにあらずです「2度と来るか!」「最低な客だったぜ」などwパンクバンドはこれが儀式ですのでw。)
 アンコールを準備している場合は、さりげなく退場し、1分弱でステージに戻りましょう。それ以上待たせると、アンコールは自然消失します(アンコールを演る場合は次の出演バンドに必ず伝えておきましょう。でないとアンコールの最中に、次のバンドがセッティングを始めてしまいます)。

 で、全曲演奏が終了しました。多分貴方は放心状態だと思います。
 満足のいく演奏だったでしょうか?
 暫くステージの余韻に浸りたくなるかも知れません。
 ですが、無慈悲に次のバンドは準備に来ます。
 ですので、撤収は速やかにしましょう。
 前にも書きましたが、ギター&ベースアンプのつまみは全て「0」にして戻すのもマナーです。

 楽器を持って楽屋に戻ってきたら、まず自分達の楽器を片付けましょう。置きっぱなしは絶対ダメです。

 それで、手の空いた人から、受付に向かいましょう。貴方のバンド目当てだけに来てくれた人が帰る場合がありますので、御礼を言いに、です。
 打ち上げを予定しているのならば、その場所、その時間を伝えましょう。
 今はLINEなど便利なツールがありますが、やはり面を向かって直接打診したほうが来てくれる人は嬉しいはずです。
 勿論、受付の人、他のお客さんの迷惑にならないようにしましょう。
 楽屋で片付けもせずにふんぞり返っているなんで言語道断です(ありましたね~。こんなバンド)。

 実際、楽屋にはあまり部外者を入れない方がいいんです
・前回も書きましたが、本番前のバンドの楽器を平気で触るバカがいます。
・差し入れとかは、こちらからすると本当に嬉しいですが、パッケージショーの場合、楽屋は狭いです。ただでさえ狭いのに、メンバー以外の人が入ってきたら身動きが取れなくなります。
・楽屋は狭いですので、人だらけになってしまった場合、これから演奏する他のバンドの楽器を倒してしまう可能性があります。
これから本番を控えているバンドの人は、神経質になっています。わいわいがやがやすることはその方々の神経を逆撫でさせます。
盗難や器物破損があった場合、真っ先に疑われます

 尚、時間が空いた場合は、共演バンドをみて、他のバンドのステージングなどを勉強しましょう。

⑦宴の後

 勝手に帰らずに、最後のバンドが終わるまで待ち、会場の片付けを手伝い、会場の人、主催者等に御礼を言ってから帰りましょう。
 打ち上げに関する注意点は前に書きましたので割愛します。
 これだけは何度も言いますが、お金を払って見に来てくれた人は、絶対に大事にしましょう。固定客を掴むと、演奏していて楽しくなってきます。又財布が楽になりますw。
 あと、ミスをしたメンバーを責めないように!
 多かれ少なかれ、各々ミスをしていますから

 次回、このメンバーでバンドを続けるならば、録音した音を全員で聴き、反省会をしましょう。
 実際に演奏すると、段々欲が出てきて、アレンジを変えたくなってきます。
 以前野獣さんが投稿してくれましたが、個人、バンド共に成長に必要なものです。
 それで、コピーバンドがカバーバンドに進化?していきます。

 以上、これでコピーバンド。初めてのライブ編を終わりにします。
 次回以降、慣れてきたコピーバンド編、レパートリーを増やす、アレンジを変える、などに触れていこうと思います。
 今回も最後までお付き合い下さってありがとうございました。

 ではでは。

 まっだまっだつづっくよ~

この記事へのコメント

  • 野獣

    管理人様、こんばんは。
    バイオリンの弓(笑)なつかしいです。よく覚えておいでで(笑)
    あの頃の私は若かったなあ、といまとなっては思います。
    まあ、いまやっているバンドもお客さんを楽しませてなんぼをコンセプトにしてますからね。それを考えると若い頃の私に今の原点があるのかも、とも思います。
    2016年01月26日 22:29
  • 管理人

     野獣さん いつもありがとうございます。
     そのコアなファンの方も、ここ見てくださっているみたいですのでw。 特に私達の若い頃(に限らないか?)って、テクニック的にひたすら自分の指みて直立不動で演奏するのが「良し」とされてましたよね?見てくれる人の事考えていた奴ってどれ位いたのか、自分達の世代では貴殿と、貴殿と一緒にやったバンドの連中くらいかと。
     私は「テク偏重主義」「気取り過ぎ」「ユーモアがない」「地蔵」バンドは基本ダメなんです。ですので当時の貴殿の言葉が未だに残っているという(確かに同じバンドだったら、あの場で弓つかわせませんでしたよwリハで一度、又事前に一言あれば違ってきたでしょうがw)。
     当時一緒にやったバンドは本当に楽しかったです。 又ああいうバンドもやってみたいと思う今日この頃です。

      管理人拝
    2016年01月27日 20:01

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